【体験談】新宿区で民泊やろうとしたら意外と厳しかった件|東京・新宿の民泊開業のリアル

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こんにちは。 今回は、民泊運営をしている「ゆうと」が実際に新宿区で民泊申請を代行したときに直面した、“思ったよりずっと大変だった!”という実体験をもとに、リアルな内容をお届けします。

「東京で民泊やりたい」「空き物件を活用したい」と考えている人にとって、特に人気エリアの新宿区で開業を考える人も多いはず。けれど、実際にやろうとするといろんな壁が立ちはだかります。

この記事では、「何が難しかったのか?」「どう準備すればいいのか?」をわかりやすくまとめています。

1. 結論から言うと、新宿区で民泊を始めるのは簡単じゃない!

「東京・新宿」というと、観光客も多いし、外国人にも人気の場所。民泊にもぴったりじゃない?と思うかもしれません。

でも、実際はそう簡単ではありません。

  • 申請に必要な書類がとても多い
  • エリアによって営業できる曜日や日数が決まっている
  • 消防・建築・近隣対応など、多方面への調整が必要
  • 物件によってはそもそも民泊不可なケースも

要点まとめ:

  • 事前のエリア調査は必須!
  • 新宿区は特にルールが細かい
  • 書類や設備の整備にも時間がかかる

2. 民泊と簡易宿所の違いをちゃんと知っておこう!

「民泊」と「簡易宿所」って似ているように見えて、実は制度もルールもぜんぜん違います。

種類管轄する法律特徴
民泊(住宅宿泊事業)民泊新法年間180日まで営業OK。住居用の物件が前提
簡易宿所(ホテル・旅館業)旅館業法年間365日営業OK。だけど規制が厳しく、営業できる地域が限られている

新宿区では簡易宿所の営業ができない地域も多く、事前に確認しないと「そもそも許可が出ない」場合もあります。

要点まとめ:

  • 民泊と簡易宿所は制度が違う
  • 新宿区は用途地域の制限が厳しい
  • 文教地区などはホテル営業不可なので注意!

3. 必ずやってほしい!事前相談に行こう

民泊を始めたいと思ったら、まず最初にやるべきこと。それが「新宿区役所の事前相談」に行くことです。

ここで注意してほしいのが、相談先の“部署”が複数あること。消防、建築、民泊のそれぞれで窓口が違うので、

「この内容ならどこに相談すればいいか?」を事前に電話で聞いておくのが大事です。

実際に区役所に行ってみると、ちゃんと民泊向けの冊子(ガイドブック)をもらえました。この中に、申請の流れや必要書類、注意点などがすごく分かりやすくまとまっています。

さらに、物件は“文教地区”という場所にあり、「ホテルや旅館業はできないエリア」だということも、ここで初めて分かりました。

要点まとめ:

  • 相談先の部署を間違えないよう、事前に電話確認を!
  • 民泊用の冊子がもらえるので情報収集にも◎
  • 自分の物件が営業可能エリアかを確認するのが第一歩

4. 実際に必要だった書類とチェック項目を紹介

ここからは、実際に申請を進めるにあたって必要だった書類と、時間がかかったポイントを具体的に紹介します。

・建築士による「法的証明チェックリスト」

非常用の照明や避難経路がちゃんと確保されているか?を建築基準法に基づいて一級建築士が確認する書類です。

・消防署からの「適合通知書」

火災報知器、消火器、避難のための誘導灯など、消防設備がきちんと備わっていることを消防署がチェックします。

・運営者の身分証明書類

誰が運営するのかを示す書類。本人確認や、代行業者との契約書なども含みます。

・不動産のマイソク(物件資料)

住居用として賃貸されているかどうかの証明が必要です。事務所や倉庫ではNG。

・近隣住民への説明と対応記録

「何丁目の誰に説明して、どんな返答だったか」を記録に残します。かなり時間がかかる作業です。

・ゴミ処理の方法とルートの証明

ゴミ出しルールや、誰が管理するかを明示する必要があります。トラブル防止のためにも重要。

要点まとめ:

  • 書類の数がとにかく多い!
  • 建築・消防・近隣・ごみ、すべてに証明書類が必要
  • すべて揃えるには時間がかかるので計画的に

5. 図面や書類の準備も意外と大変!

上記のほかにも、必要な図面や添付書類はたくさんあります。

  • 間取り図
  • 出入口の写真
  • 消防設備の配置図
  • クレーム対応のフロー図
  • 清掃業者との契約書 など

細かい部分の書類準備に時間がかかるので、スケジュールには余裕を持ちましょう。

要点まとめ:

  • 添付図面や写真も必要になる
  • 書類作成は早めにスタートするのがコツ

6. 「すぐにできる」と思ってたら、甘かった…

最初、「物件が決まったから、1ヶ月くらいで始められるかな」と思っていました。

でも、実際には工事が終わってから、1.5ヶ月ほどかかりました

  • 建築士や消防署との調整に時間がかかった
  • 近隣説明してから1週間後まで連絡を待ち、それを資料でまとめないといけない。
  • 書類作成に手間がかかる
  • 書類に不備があれば、再提出が約2週間後になる。

要点まとめ:

  • 思っているより時間がかかる!
  • 最低でも1.5〜3ヶ月はかかる想定で準備を!

7. これから新宿区で民泊をやるなら、このステップで!

ステップ1:物件とエリアを確認しよう

→ そもそも「民泊できる地域か?」「簡易宿所がOKな場所か?」を調べる

ステップ2:区役所に電話&事前相談

→ 相談先の部署を確認して、民泊ガイドブックをもらおう

ステップ3:必要書類を揃えはじめる

→ 特に「建築」「消防」「住民説明」の準備には時間がかかるので、早めにスタート!

要点まとめ:

  • この3ステップが民泊成功のカギ
  • 書類は「揃える順番」も意識して効率的に

8. まとめ:準備すればチャンスはある!でも気軽にはできない

新宿区のような人気エリアで民泊を始めるのは、たしかに魅力的。でも、ルールも多く、手続きも複雑で、気軽には始められません。

けれど、ちゃんと準備して、ひとつずつクリアしていけば、夢ではありません。

要点まとめ:

  • 新宿区は人気エリアだがルールは厳しい
  • 丁寧な準備が成功への一番の近道

これから東京で民泊をやりたいと思っている方は、ぜひこの体験を参考に、計画的に進めてみてください!

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