この記事で言いたいこと
1%以下の建築家やデザイナーにならなくても、豊かな暮らしができる。お金をたくさん稼げるし、自分の空間で喜んでくれる人は多く集められる。好き放題生きれる。それが40代になってからでも叶う。
古民家改装は、お金の苦労も人の苦労もある。だけど、作るのが楽しいし、楽しめるし、仲間が増える。本当の幸せって、お金だけじゃない。人も大きな影響をあたえる。
日常から離れて、昭和の頃のようにアナログな楽しむことは、友達や家族、恋人との思い出になる。そんな空間を誰かに提供できるって素敵じゃない?古民家作ってみない?誰でも実はできることなのに。
設計者として空間作りに携わる喜び
設計者として、私は多くの空間デザインに携わってきました。設計の仕事は、見た目の美しさを追求するだけでなく、空間が人に与える感覚や使い勝手を徹底的に考え抜く作業です。それが私たち設計者の役割であり、仕事に対する誇りでもあります。
しかし、私が本当に重要だと感じるのは、その空間がどのような「ストーリー」を持つかということです。みんなが興味を持つ点というべきかもしれない。
特に古民家改装のプロジェクトでは、その場所に元々あった歴史や、そこに住んでいた人々の物語が重要な要素になります。そして、その物語を生かしながら新しい価値を創造することこそ、空間デザインの醍醐味だと気づきました。
そして、その考え抜いた過程こそが、人に伝わりやすい言葉になることが重要。
古民家改装で感じたストーリーの力
古民家改装は、単なる建物の再利用ではありません。古い建物にはそれまでに積み重ねられた時間と、そこに住んでいた人々の思い出が詰まっています。だからこそ、私はその物語を大切にしながら、新しい価値を付け加えることに全力を注ぎました。
たとえば、湊の古民家改装プロジェクトでは、地盤沈下によって建物が傾いている部分がありました。このような困難に直面することもありましたが、それでも元々の柱や梁の素材を活かしつつ、現代の暮らしに合った機能を持たせることで、再び人が集まる空間へと蘇らせることができるのです。
一方で、奄美大島の古民家改装はすでに完成しており、そのプロジェクトでは改装後に民泊として運営しています。初めてお客様が訪れた時、その空間でのんびりと過ごす姿を見て、私は設計者としての役割を超えた大きな喜びを感じました。自分が作った空間で、誰かがリラックスし、日常のストレスを忘れる姿を見るのは、デザインの仕事以上の満足感をもたらしてくれるのです。
設計者としてのスキルが生み出す豊かさ
空間作りは単なるデザインの仕事ではありません。設計者としてのスキルを活かして、民泊として収益を上げたり、最終的にその空間を販売することでキャッシュ化することも可能です。これは、私が実際に体験したことでもあります。
奄美大島の古民家では、改装後に民泊として運営することで、安定した収益を得ている?とは言えないが、それでも設計とは異なる収益があること自体、精神的な安定感を生み出しています。
さらに、その空間が魅力的であるからこそ、お客様が繰り返し訪れてくれるという喜びも得られます。空間作りが単に自己満足で終わるのではなく、実際に生活の豊かさや経済的な成功に繋がるという点は、設計者としてのスキルを活かす大きなポイントです。
そして、もしその空間を将来的に販売する時が来たとしても、価値のある資産としてキャッシュ化することができます。これも、設計者としてのスキルが単にデザインの範囲を超えて、ビジネスや投資の観点でも役立つことを示しています。
未完成の楽しさと完成の喜び
私が湊の古民家プロジェクトを進めている中で感じるのは、「未完成の楽しさ」です。古民家の構造を見直し、どこを残し、どこを補強するかを考えるプロセスは、難しいですが非常にワクワクする作業です。建物が少しずつ新しい形へと生まれ変わっていく様子を目の当たりにするたびに、その空間がどうなるのかという期待感が膨らみます。
ストーリーが空間に命を吹き込む
ここで改めて感じたのは、空間に「ストーリー」があることの重要性です。どんなに美しいデザインであっても、その場所に物語がなければ、人の心を動かすことはできません。古民家改装プロジェクトでは、その建物が持っている歴史や背景、そして改装する中で新たに紡がれる物語が、空間に命を吹き込むのです。
奄美大島の古民家でも、訪れたお客様はその場所で特別な時間を過ごし、それぞれの思い出を作って帰っていきます。設計者として、そのような空間を提供できることに大きな喜びを感じていますし、その空間に命が宿る瞬間を目の当たりにするたびに、ストーリーの力を実感します。
空間作りがもたらす希望と豊かさ
このように、設計者としてのスキルを活かして、空間作りを行うことは、単なる仕事以上の価値を持ちます。空間が人々に喜びをもたらし、さらに経済的な収益にもつながるという点で、私は大きな希望を感じています。そして、このプロセスは誰にでも可能だということを伝えたいのです。
たとえ1%以下の建築家やデザイナーにならなくても、空間作りを通じて豊かな暮らしを実現することは十分に可能です。古民家改装は、決して簡単な作業ではありませんが、その過程で得られる楽しさや、完成した時の達成感、さらには経済的な安定は、私たち設計者にとって非常に大きな価値を持ちます。
そして、これは40代になってからでも、50代、60代でも実現できる夢です。自分が作った空間で、誰かが笑顔になる姿を見ることほど、充実感のあることはありません。そしてその空間が、ビジネスとしても成功する可能性を持っているのです。
誰でも挑戦できる未来へ
最後に、私はこう伝えたいです。「ストーリーを持つ空間は、誰でも作ることができる」と。ただ、魅力的なストーリーには、困難がつきもの。私自身、設計者としての経験を通じて、空間作りがもたらす豊かさと難しさを実感しています。そして、それは特別な技術や資格が必要なわけではなく、想いを込めた結果、ストーリーが生まれるのです。
古民家改装は、お金や時間、そして人手が必要ですが、その過程で仲間が増え、楽しさが広がり、そして新たな物語が生まれます。それが、人々にとっても、自分自身にとっても豊かな暮らしを実現する鍵なのです。
これからも、私は空間作りの魅力を伝えていきたいと思います。そして、誰もがその魅力に気づき、自分だけのストーリーを持つ空間を作り上げる手助けができれば幸いです。
コメント